コロナ禍の通報減が影響か
厚生労働省は、2020年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果を公表した。家族や親族による高齢者虐待判断件数が過去最多の1万7281件に上る一方、介護施設・事業所の職員による虐待件数は595件で前年度より49件減ったことが分かった。施設職員の虐待については相談・報告件数も前年度から減少し、特に「家族・親族」からの相談・通報が167件減の332件と減少している。コロナ禍による面会制限で外部の目が入りにくくなったことなどが虐待件数減少の要因と考えられそうだ。
(以下略)
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