経済同友会懇談会で講演
経済同友会(小林喜光代表幹事)は25日、今年度第1回目の会員懇談会を開催し、塩崎恭久厚生労働大臣が人口問題と社会保障をテーマに講演した。内閣改造を控え、3年弱の大臣職を総括するような内容となった。 「大臣職を3年続けたことで、1年では出来ない改革がたくさんあった」と話す。保険医療政策の司令塔を担う事務次官級の医系技官ポスト「医務技監」の創設もそのひとつだ。 厚労省は今年1月、関係部局横断のデータヘルス改革推進本部を立ち上げ、健診や予防、医療、介護などの縦割りで分散していたデータを、一体で利活用できる基盤作りに取り組んでいる。健康・医療・介護に横串しを指すのが医務技監の役割という。 塩崎大臣は就任1年目、ビッグデータを活用したデータヘルス改革を進めるためには事務次官級の医系技官ポストが必要と判断。その後、2年かけて創設にこぎつけた。(以下略)
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