介護職の医療ケア拡大モデル事業
研修先の確保が課題に?
施設・在宅の幅広い介護職員がたんの吸引・経管栄養の医療的ケアを実施出来るようにするための国のモデル事業を実施する団体の選定が現在、行われているが、施設系団体から共通に「対象となる医療行為に該当する利用者が確保できない」という声が上がっている。試行事業で行う医行為は、口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の「吸引」と、胃ろう・腸ろう・経鼻の「経管栄養」で6種類あり、全てに該当する利用者を確保できなければならないからだ。厚生労働省も状況を把握しており、「個別の事情に応じて判断していくしかない」としているが、本格的に実施していくにしても研修先の確保は大きな課題になりそうだ。(以下略)
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