行き場失う重度高齢者 上川病院理事長 吉岡 充氏 時計の針を戻さないで 国際医療福祉大学大学院教授 大熊 由紀子氏 「当面、療養病床削減計画を凍結し、必要な病床数を確保する」――。マニフェストにこの文言を掲げて昨年政権交代した民主党だが、長妻昭厚労相は介護療養型の廃止期限の猶予も含め「実態調査の結果も踏まえて方針を決定する」と結論を夏まで先送りしている状況だ。先行きが見えない中、病院側、利用者側の不安は高まっている。そもそも、介護療養型の廃止方針は、医療費削減のため前政権が急転直下で決めたもの。このまま廃止すべきか、ひっくり返して存続すべきか。介護療養型の実態に詳しい二人の識者に意見を聞いた。 (以下略)
「当面、療養病床削減計画を凍結し、必要な病床数を確保する」――。マニフェストにこの文言を掲げて昨年政権交代した民主党だが、長妻昭厚労相は介護療養型の廃止期限の猶予も含め「実態調査の結果も踏まえて方針を決定する」と結論を夏まで先送りしている状況だ。先行きが見えない中、病院側、利用者側の不安は高まっている。そもそも、介護療養型の廃止方針は、医療費削減のため前政権が急転直下で決めたもの。このまま廃止すべきか、ひっくり返して存続すべきか。介護療養型の実態に詳しい二人の識者に意見を聞いた。 (以下略)