- 八戸大篠崎 講師が調査
八戸大学専任講師を務める篠崎良勝氏はこのほど、現役の介護職員が仕事を続けていく意欲を持ち続けるために必要な条件などについて分析した調査研究結果をまとめた。介護職が介護労働を続けるメリット、すなわち労働の価値として捉えているのは、利用者や社会からの評価、専門職としてのキャリアアップなどを上げた人が8割超と圧倒的に多いが、逆に介護労働を辞めると失ってしまうものについて聞くと「収入・就職先」が大半を占めていることが分かった。国は、国家資格を任用資格とする考えや、キャリアパスの形成によって職業的地位を高める方針を打ち出しているが、介護職にとって就労意欲を持続させる確固としたインセンティブにはなりにくいことを示唆する結果だとしている。(以下略)
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