日本介護福祉士会(石橋真二会長)はこのほど、介護現場における事故の発生や対策の状況について実施した調査研究の報告書をまとめた。 過去1年間で事故やひやり・はっとがあったかどうかについては、事故で5割近く、ひやり・はっとで35%が「0件」で一番多かったが、ひやり・はっととして報告された557件の内容を分析したところ、35・5%にあたる198件は、利用者に外傷を与えている「事故」に分類すべきものであることが分かった。 7割以上の事業所では事故予防・対策のためのマニュアルや記録様式などを整えているが、定義そのものがあいまいなため、現場レベルで介護事故についての共通認識が形成されていないことが浮き彫りになった。
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