新型インフルエンザに備えて、万端の準備を整えていたはずだが、神戸市での集団感染は現実に大きな落とし穴があることを思い知らせたかたちだ。政府の対策では、国内で発生が確認された場合に、まん延防止のため通所系サービスに1週間の営業の自粛を求めることになっているが、サービスを利用出来なくなると生活が継続出来ない人への対応をどうするかは「想定外」。神戸市では訪問介護への緊急対応を求めたが、手続きの簡素化などの実務的な連絡は後手に回った。そのとき、どうするか。事業者も行政も改めて、対策を練り直す必要がありそうだ。
(以下略)
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