厚生労働省は24日、4月からの新要介護認定で批判を浴びていた調査員テキストの修正版を公表した。基本的な考え方には変更はなく、調査票の選択肢のうち『自立(介助なし)』を『介助されていない』に修正するなど認定が軽く出るのではという不安にはまったく答えていない内容だ。 判断基準の変更は、昨年末に公表した「調査員テキスト」の中で突然示された。調査項目をチェックの視点ごとに@能力A介助の方法B障害や現象の有無に3分類。それぞれ判断基準を示した。最も問題とされたのが、実際に介助が行われているかどうかみるとした「介助の方法」。家庭内で洗顔を行う習慣がなく行っていない場合も、『自立(介助なし)』を選択するとしたことが「誤解を生じかねない」とし、選択肢の文言を『介助されていない』に見直すという。 (以下略)
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