厚生労働省が16日に公表した2007年社会福祉施設等調査結果で、有料老人ホームの数は06年調査よりも35%増加して2671カ所に、定員・在所者数も20%以上増加していることが明らかになった。中でも伸びが著しいのが定員9人以下の小規模な有料老人ホームだ。06年度の老人福祉法改正で有料老人ホームの定義から人数要件が撤廃されたことの影響と考えられる。06年に45施設だったのが221施設へと5倍近くの増加となった。 調査は07年10月、老人・障害者・児童・生活保護など86種類の社会福祉施設のほか、障害者自立支援法による15種類の障害福祉サービス事業所を対象に実施。集計対象施設数は2万892。障害者施設については06年10月に自立支援法が全面施行されてから初めての調査となる。(以下略)
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