厚生労働省は20日、2007年の介護福祉士法改正で施行することになっていた介護福祉士受験資格の見直しについて、施行時期を3年間延期して2015年度からとする法改正を行うとともに、実務経験者に義務付ける研修を当初予定していた600時間から450時間に短縮し、介護職員基礎研修やヘルパー1級研修とも一本化する方針を決めた。2012年度から一本化した新「実務者研修」としてスタートしたい考えだ。併せて、ヘルパー研修も現在の在宅に特化した内容を改め、介護職として働いていく上で基本的な知識・技術を修得するための「初任者研修」として位置付け直す。ヘルパー、介護福祉士の縦割り解消へようやく第1歩を踏み出したかたちだ。(以下略)
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