厚生労働省は来年度から、介護保険法で実施されている介護職員基礎研修の修了者が介護福祉士を目指す場合、新たに280時間の養成課程の受講と3年の実務経験を受験資格要件とする方針を固めた。これまで「2年以上」としてきたのを引き上げたかたち。
改正社会福祉士・介護福祉士法で2013年1月実施の国家試験から、3年の実務経験者にも600時間の養成課程の受講を義務付けることが決まっているが、基礎研修との関係は未整理だった。働く側から見れば介護福祉士取得のハードルはまた一段と高くなったと言える。7月頃にパブリックコメントを実施し、省令改正を行う予定だ。(以下略)
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