ノーリフトケア推進にも 「昨年は120万円かけて8台のフルリクライニング車いすを購入しました。座位保持も改善されて食事の時の誤嚥防止など、少しずつ効果を実感している状況です。さらに職員にとっても大きなメリットがあります。フルフラットになるので水平移乗ができるようになり、安全に介助できて体の負担が減少。経営的には職員の休みや離職につながるリスクを避けられていると思います」。そう話すのは岩手県遠野市の特養「遠野長寿の郷」(社会福祉法人とおの松寿会)の遠藤利則施設長だ。 (以下略)